
金曜ナイトドラマ、ミステリー民族学者八雲樹とは?
大学の民俗学研究室の助手・八雲樹(及川光博)が
ゼミの学生である富良野(平山あや)とコンビを組んで、
闇深い難事件の数々に民俗学的なアプローチで挑んでいく異色ミステリー。
及川光博にとっては今作が連続ドラマ初主演作品である。
八雲と富良野がフィールドワークで訪れる場所は、天狗、天女の羽衣、
生け贄、山姥といった伝説、風習、信仰絡みのいかにも怪しげな、
いわくありげな山、村、島。
「闇は明けました」という決め台詞とともに、
民俗学の知識を総動員して真相を暴いていく八雲の人並みはずれた
推理力も見どころだが、普段はあまりの頼りなさに富良野から
ツッコミを入れられることしばしばである。
八雲のキャラクター自体との、そのギャップこそがとても
チャーミングに映る。
浅はかな推測を連発するたびに、目が泳いでいることを
指摘される警視庁捜査一課の羽根井(益岡徹)と瀧村(滝沢沙織)の
コンビはもっぱらコメディロール担当。
その愛すべきダメ刑事ぶりが息抜き的に楽しい。
なお、第1、2話の「天狗伝説殺人事件」、第3、4話の「記憶喪失のかぐや姫」、第5、6話の「生けにえの島の少女」、第8、9話の「やまんばに呪われた村」は2話完結だが、フィールドワークを伴わない第7話「赤い靴の秘密」と八雲の少年時代が描かれる第10話の「冬に咲く桜」は1話完結である。中では「生けにえの島の少女」が見ごたえがある。
いつもビジネスジャンプでミステリー民族学者八雲樹を見ている私としても
金曜ナイトドラマの八雲樹は違和感なく見ることが出来た。
主演の及川光博が役のイメージとマッチしていた証拠だろう。
ただこれはあくまで私の個人的イメージだといっておきたい。
あいぼうの富良野役の平山あやはちょっとイメージがちがうかな?
という感じ。
このドラマは1話完結ではなく2話で完結するようになっているのだが
視聴者に謎を解く時間を与えているのか、しかし来週につづくとなると
やはり「うーん残念!」となってしまう。
しかも謎は難しすぎてわからない!(八雲樹を読んでいる人間として
はずかしくないのか?)
金曜ナイトドラマ ミステリー民族学者八雲樹DVD
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出演: 及川光博, 平山あや, 滝沢沙織, 益岡徹
監督: 麻生学
形式: Color, Dolby
言語 日本語
リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
画面サイズ: 1.33:1
ディスク枚数: 6
販売元: ジェネオン エンタテインメント
DVD発売日: 2005/3/25
時間: 500 minutes
金曜ナイトドラマ ミステリー民族学者八雲樹第1話
ある日、慈英大学の民俗学研究室助手・八雲樹は依頼を受けた
教授の代わりに、ゼミの学生・富良野と共に東北の
閑村・苦地果(くちはて)村へとフィールドワークに向かう。
実はこの村は来年ダムの下に沈んでしまうため、400年前から伝わる
「山神の祭」を記録に残してほしいのだという。
村を訪れた一行の前に突然、怪しげな老婆が現れる。
「おぬしらよそ者が来るたびに、天狗様の呪いでこの村に血が流れる!
早くここから立ち去るのじゃ!」。
八雲たちを迎えた村の宮司・富苗によれば、その昔、
山に住む天狗が庄屋の持つ宝を欲しがったが、
庄屋の奸計により毒を盛られ死んでしまったという。
だがその後、次々と関係者が謎の死を遂げ、
村人たちは天狗の怒りを鎮めるために「山神の祭」を
行うようになったらしい。
八雲は村長の娘・美和に村を案内してもらうことになるが、突然、
天狗の面を被った集団が二人を取り囲む。
どうやらよそ者の八雲が邪魔らしい。
富良野の活躍によってその場はどうにか難を逃れるが、
集団の中にいた村長の田久保の息子・勝太郎が次の日の朝、
屋敷の池で無惨な死体で発見される。
さらに密室状態の庵の中で美和の婚約者・悦史が何者かによって
殺されてしまう。言い伝え通り、これらはすべて天狗の仕業なのか…。
役場で「山神の祭」の資料の閲覧記録を調べた八雲は、
その中に「椎名龍彦」という青年の名前を見つける。
5年前、東京からやって来た彼とこの村の間にいったい何があったのだろうか。
と、その時、美和の悲鳴が聞こえてくる。
八雲と富良野が駆けつけると、そこには…。
金曜ナイトドラマ ミステリー民族学者八雲樹第2話
美和が何者かに襲われた。駐在所からの帰り道、
石段の上から突き飛ばされたらしい。
幸い八雲と富良野が駆けつけ事なきを得たが、
現場には天狗が使う羽団扇(うちわ)が残されていた。
またしても天狗の呪いなのか。そして言い伝えによれば、
最後に殺されるのは庄屋…つまり村長である田久保だが…。
ついに「山神の祭」の夜がやってきた。幻想的なムードの中、
多くの人びとに囲まれ、華麗に「天狗の舞」を踊る美和。
そしていよいよ祭りのクライマックスである「天狗汁」が運ばれてくる。
しきたりにより村長の田久保が一番最初に口をつける。
が、突然、おびただしい血を噴き出し、村人の目の前で絶命してしまった。なんと鍋の中に致死量の農薬が混入されていたのだ。
こうして言い伝えになぞらえ、3人の村人が殺された。
しかしその時、八雲は鮮やかなひらめきと巧みな推理により、
それらの謎を次々と解き明かしていく。
「富良野さん…。闇が明けました。真実の光の前に、
すべてが明らかになる」。
そしてたどり着いた犯人は…なんと美和だった。
そう、5年前、ダム建設にまつわる汚職事件を調べるために村を訪れた
龍彦を口封じのために殺したのが勝太郎と悦史、そして田久保だったのだ。龍彦と恋におち、一緒に村を出る約束をしていた美和は、愛する人を
奪った彼らへの復讐を誓い、村に伝わる天狗伝説を使って
殺人を行ったのであった。
「もし…あなたともう少し早く出会えてたら…私はきっと…さよなら、
八雲さん…」。すべてを告白し、滝壺に身を投げる美和。
「美和さん…」。駆け寄った八雲の叫びをかき消すかのように、滝の音だけがいつまでも低く鳴り響いていた…。

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